飲食店経営者の小言ブログ

飲食歴20年の飲食店経営者が、飲食店マネージメントについて発信!

”以心伝心” がチーム力を下げる

皆さんこんにちは!

いきなりですが

「以心伝心」って意味わかりますか?

皆さんも一度は耳にしたことがある言葉!

 

f:id:innovation-bolg:20200330122511j:plain

 

以心伝心

~言葉を使わなくても、互いの心と心で通じ合う事~

 

っという意味です。

ベテランスタッフだけで、お店を営業するときは、ここぞとばかりに

この「以心伝心」が発揮されているますよね!

 

お皿が欲しいな!っといったタイミングで、仲間がさっとお皿を!

仕込がきれそう!っと思い、横をみたら、仕込みをしてくれている!

 

言葉を通わせなくても、自然と心と心が通じ合い、物事がうまく進んでいく!

こんな営業が出来たら、最高ですし、なにより楽しいですよね(^^)

 

しかしながら、この以心伝心が上手くいっている時は良いのですが、

上手くいかない事の方が多いのです・・・。

 

なぜなら、人は気分によって、思っていることがコロコロ変わるからです!

 

・健康な時

・褒められた時

・認められた時

などの気分が良い時は、物事をポジティブに捉えられますが、

 

・体調が悪い時

・叱られた時

・拒まれた時

などは、気分が悪く、物事をネガティブに捉えます。

 

特に気分が上がらない、ネガティブモードの時は、仲間が空気を読み、

以心伝心モードで動いてくれているのにも関わらず、

「俺一人でやるからほっといてくれ」的な思考になりがちです!

 

そんな時に必要なのが、やはり "ことば" なのではないでしょうか?

 

"ことば" は、生物のなかで人間が唯一使えるものです。

 

これから4月を迎え、新しいスタッフが入ってきます。

そこで、 "ことば" を使った細かい指示をせず、

おれの背中をみて!空気を読んで働いてくれ!的なマネージメントでは、

せっかく ”やる気” にみなぎって入ってきた新人が1日にして、萎えてしまいます。

 

特にベテランスタッフの多い店舗では、”脱以心伝心” をし、

より多くの "ことば" を仲間に投げかけ、沢山の "ことば" が行き交うようにする

ことで、今まで以上に、スタッフ感の連携が取れていくかと思います。

 

ぜひ ”ことば” を大事にしていきましょう!